私は高杉晋作

頭がおかしいと言う人が「頭がおかしい」

【コラム】なぜスマホの料金はこんなに高いのか?

約 7 分

スマホといえば、今や人類で持っていないのは老年世代と私くらいと言えるほどに誰もが持っている。

 

 

ただ、あなたも一度は思ったことがあるに違いない。

 

スマホ料金高いのではないか?」

「ちゃんと競争は行われていないのではないか?」

 

 

今日は、「スマホの料金は高いのか」「競争は行われているのか」について考えてみた。そして、それからわかる日本社会の構造について踏み込んでみた。

 

  1.  実際競争は健全といえるのか?
  2. スマホの料金の儲けはどこへ
  3. 日本は資本主義?社会主義

 

 

1.実際健全な競争は行われているのか?

実際、競争が健全に行われているかというとそれは非常に怪しいと言わざるをえない。

 

 

私は分析のスペシャリストではないので参考程度に見て欲しいのだが、日経電子版の下記リンクによると企業の利益のランキングは以下であった。

  1. トヨタ自動車
  2. ソフトバンク
  3. 日本郵政
  4. NTT
  5. ホンダ
  6. KDDI
  7. 日産
  8. JT
  9. ドコモ
  10. INPEX

経常利益ランキング :ランキング :マーケット :日経電子版

売上高ランキング :ランキング :マーケット :日経電子版

 

このうち赤字で示した企業は、そのまま順に売上高でも上位5社にランキングされており、利益がある程度高いのは頷ける企業たちだ。

 

 

しかし、売り上げランキングになった途端に大きく順位を落とすのが大手通信会社3社だ。JTとインペックスも既得権益がすごいが今回は保留

 

 

 

ここで私が言いたいことは一つで、売上高に比して利益の額が高い企業というのは、相当な競合優位性がないのであれば、カルテルが行われているんじゃないかということだ。

 

 

 

 

こういう話を聞いて多くの人はスマホ値下げ競争の八百長相撲に怒り狂っているのではないか?

 

 

「お前らちゃんと競争をしろ!」「こんなに稼ぎやがって」と。

 

 

ただ、あなたの怒りはお門違いだ。

今、あなたは、資本主義を「自由競争社会」であると勘違いしているがゆえに怒り狂っている。

 

 

実は、資本主義においては「自由競争」は発展段階における1通過地点でしかないのだ。

 

この企業間の「八百長相撲」が発生するメカニズムを100年以上前に見抜いていた人物がこの男だ。

 

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ソ連の設立者であるレーニンである。

 

彼は以下のように述べる。

生産と資本の集中化が非常に高度な発展段階に到達し、その結果として、独占が成立していること。

レーニン『帝国主義論』

 

 

つまり、レーニンによれば、資本主義にとって我々がそれの成立要件と考えている「自由競争」は単なる資本主義における帰結の1プロセスでしかない。それとは逆の独占こそが資本主義の真の姿だと言っているのだ。

 

ここを見誤ってはいけないのだ。

我々が、資本主義と社会主義を二項対立に捉えるのは不正確なものの見方なのだ。

 

 

社会主義と資本主義は国が独占するかある資本の塊が独占するかという主体の違いしかなかった。

 

2.スマホの料金の儲けはどこへ

あなたがどんなに不満を言おうと、スマホでしこたま儲けるこれらの会社は「よしよし日頃お世話になってるから値段を下げてあげましょう」なーんてことは決してしない。

 

 

わざわざ儲けを減らす意味がないからだ。

 

 

 

ここで、資本主義社会におけるもう一つの裏のルールを伝えなくてはならない。

そのルールとは余剰資本が労働者階級に還元されることは決してないということである。

 

資本主義が資本主義である限りにおいて、過剰資本は、その国の一般大衆の生活向上に振り向けられることはない。というのも、そのようなことをすれば、資本家の利益が減少するからである。

レーニン『帝国主義論』

 

 

では、誰にこの利益は還元されるのか?

それはドコモやauの社長などではない。彼らはよく出てくると叩かれているが不憫である。

 

 

彼らは所詮サラリーマン社長だ。操られている人形だ。

 

 

日本の通信会社の豊潤な利益を吸い取ってるのは、もちろんメガバンクとその背後にいる国である。彼らがこれら通信事業者の資本家である。

 

 

 

実際、3社ともかなりのキャッシュフローメガバンクに依存していたり、株を保有されている。その利子や配当だけで毎年数百億・数千億はいく。

 

もちろんメガバンクだけではない。

国もかなりの配当や(間接的に)利子を受け取っている。*詳細は自分で見て

 

<大手銀行の頭取や取締役の人事異動をこの数年にわたって観察していると、権力が徐々に移動していることに気づかざるをえない。即ち、「産業界の全体的発展に積極的に介入することが大手銀行の重大な任務だ」と考えている銀行経営者が、権力を手中に収めようとしている。その際、このことが原因となって積極的介入派の銀行経営者と在来型の経営者の間で事業場の対立や、また往々にして個人的な対立が起こっている。・・・この時期を過ぎると、資本一般にかわって金融資本が支配的な立場を占めるようになる。

レーニン『帝国主義論』

 

レーニンの言葉を借りれば、資本主義では100%金融による支配に帰結するとのこと。

 

 

つまり、スマホが儲ければ儲けるほど嬉しいのは、その事業者以上に利子で食ってる金融資本家たちなのだ。

 

 

もういうまでもないが、金をおさえている国とメガバンクも含めた国家ぐるみで、このスマホ料金の高止まりは行われているのだ。

 

 

3.日本は資本主義?社会主義

スマホ高い理由はまとめるとこうである。

 

「ある程度のライバルを蹴散らし、他社の参入がありえないほどに資本を膨れ上がらせた3社が事実上の独占状態に入ったから」

 

 

これが真実である。

 

独占的資本主義が出現すると、資本主義の矛盾がことごとく深刻化する。それがどれほどのおのかは、周知の通りである。物価が高騰し、カルテルによる抑圧が深刻化する、ということを指摘すれば十分であろう。このような矛盾の深刻化は、過度期の歴史を動かす原動力の一つとなる。

レーニン『帝国主義論』

 

 

レーニンは資本主義が本当の姿を見せる時、値段は下がるのではなく、上がるということを予想していた。アダム・スミスなどの「放任しとけばいいんじゃない?」という考えが現実にはおこらないことを見抜いていたのだ。

 

 

ちなみに日本ではこの競争消滅が通信に限らず、銀行、保険、ガス、電気などなどの多くの社会インフラ系に共通して見られる。

 

 

 

この日本の現状はとても健全とは言えない。ひどいものだ。

 

そうあなたは思うかもしれない。

ただ、個人的にはこの状況は欧米企業と比べてみると、まだマシだ。

 

 

というのも欧米などでは国の代わりにユダヤ系金融資本に多くの企業が事実上乗っ取られている。(ゴールドマンサックス、バンク・オブ・アメリカ、Merrill Lynch、JP Morgan、ドイツ銀行などを筆頭としたロックフェラーやロズチャイルド系列の投資家達)

 

こちらのほうが正直ひどい。

 

はっきり言えば、こういった金融資本はごくごく少数の個人が私腹を肥やし、大勢が貧困に満ちている社会状況を作り出す社会の毒だ。

 

 

彼らは人為的に恐慌を起こせるし会社も潰せる。

 

それらに支配されるくらいなら天下りなどの問題はあるにせよ国がバックについている方が好ましい。

 

 

渋沢栄一がすごかったのか吉田茂がすごかったのか中曽根さんがすごかったのか。。。。

 

誰がすごかったのかは私はわからない。

 ただ、現実として、日本はユダヤ系金融資本の毒から逃れることができている。

 

 

 

それでいて、ロシアなどで問題となる社会主義特有の強烈な毒も回避している。

 

 

 

日本の凄さは一体なんなのかということを考えてみると以下の点だろう。

 

「表向きは資本主義にし、社会主義の問題である労働意欲の低下を阻止しておきながら、裏は国が守るという社会主義の仕組みを取り入れ金融資本による乗っ取りを阻止できている国だということ。」

 

 

まあ自分の国にお金が吸い取られてるんだからまだいいと思うぜってことが私が言いたいこと。

 

 しかし、残念ながらユダヤ系金融資本は日本企業にも忍び寄っている。

ソニーなどはその典型で、外国人投資家の保有比率はかなり上がってしまった。

Sony Japan | 株式の状況

 

 

 

 

まあ色々話してきたが、そんなに高いとか言うなら早く解約しろよ。

スマホなんて生活に必要ない。

 

 

解約してだいぶ経つけど結構楽しいよ意外と

 

 

おもしろきことなき世を面白く

 

www.shinsaku-takasugi.com

 

 

 

 

 

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