私は高杉晋作

頭がおかしいと言う人が「頭がおかしい」

【99%の人が間違い!】確実に効果があり正しく成長するためにオススメの読書術

約 8 分

読書術

 

 

この言葉を聞いてあなたはどういったものを思い浮かべるだろうか?

 

おそらく以下のようなものだろう。

 

  • 一冊20分で読めます!
  • 〜の場所に線を引きながら読みましょう!
  • 年収1000万の人が読んでる〜なやり方を真似しましょう!

 

こういったものが世間では今正しい読書術としてベストセラーになっているらしい。

 

結論から言うとアホである。

読書によってアホを直さなければいけないのにアホを加速させようとする人間がいるのだ。

 

 

今日は、巷で流行りの読書術の問題点を指摘しつつ「確実に効果があり正しく成長するためにオススメ読書術」を紹介したい。

  1. 誤った読書術
  2. 読書術に関する最大の問い
  3. 確実に成長するオススメの読書術

 

1.誤った読書術

ここでは、巷で流行りの3つのよくある読書術について持論を少しだけ書いた。

興味があるところだけでも読んでもらえればと思う。

  1. 速読術について
  2. 「線を引け」などの指南系読書術について
  3. 成功者はこう読んでいる系読書術

 

速読術について

まずよくある「速読」や「一時間で三冊読めます」といった類の読書術について問題を指摘したい。

 

まず断罪するようで申し訳がないが、20分やそこらで読める本というのは「20分で読めるくらい価値がないです」と自称しているようなものである。

 

だから、そういった中身のない本をいかに早く多量に読んだところで、バカが進行するだけで実りはないということなのだ。

 

 

いうなれば、マクドナルドのハンバーガーをいくら食べても味覚は磨かれないということだ。むしろ退化する。

 

 

名著と呼ばれるものは「速読」を許さない。

『ゲーテとの対話』を速読できるものならしてみるがよい。

 

「線を引け」などの指南系読書術について

これも読むだけ無駄である。

 

というのも中学やら高校やらでもあったと思うが、「逆説の後には線を引け」など考えてやっている人間に文章の理解度が高い人間がいただろうか?

 

あれはむしろ理解を妨げているとさえ私は思う。

 

 

私自身、そう言ったハウツーを頼りに文章を読んでいた時中身がさっぱり入ってこなかった記憶しかない。

 

 ただ、線を引くという行為自体を否定しているわけではない。

 しかし、どこに線を引くかは「〜に線を引け」という本を読んでも無理なのである。

 

 

 

仮に線を引くとした場合、どこに線を引くかというのは当人の知性に依拠するからだ。

 

いつもヒルナンデスを見て、ミヤネ屋を見て夜はバラエティー番組を見ている人間が仮にニーチェやショーペンハウエルを読んで感銘を受けるだろうか?

 

 

「あーヒルナンデス見てる方がいいわ」

 

となるはずである。

 

 

この手の人間は「良いものを良い」と思える知性がないのである。

だからいくら、「〜に線を引け」と言ったところで何の意味もないのである。

 

 

成功者はこう読んでる系読書術

これははっきりと断言できないが、確実に読んではいけないタイプの人がいる。

 

それは、「お金を稼ぐために本はこう読め」という指南に行く人だ。

読書というのは、功利的なものを超えた「知的なスポーツ」である。

 

 

そこに、「どうしたら億万長者になれるのか」と考えながら読む人間は追放対象なのだ。ヘッセは以下のように述べている。

本当の教養は、何らかの目的のためのものではなく、完全なものを目指すすべての努力と同様に、それ自体価値のあるものなのである。体力や、機敏な運動能力や、美しい身体を得るための努力が、金持ちや、有名人や、権力者になるなど最終的な目標を持つものではなく、その努力そのものが私達をより楽しく、幸せな気分にし、自分の体力に対する自信と、自分が健康であるという気持ちをいっそう高めてくれるという価値をもっているように、教養、すなわち、精神と情緒を完成するための努力もまた、ある限られた目標に向かう難儀な道ではなくて、私達を喜ばせ励ましながら私達の意識を拡大し、私達の生きる能力と幸福になる能力を豊かにすることなのである。

ヘッセ『ヘッセの読書術』

 

目的を持つことが読書術において重視されがちだが、それは時に下品になりがちなのだ。

 

 

2.読書術における最大の問い

さて、いよいよ本題に入りたいと思うが、その前に読書をする人がぶつかる最大の問いについて考えたい。

 

 

それは「多読(濫読)か精選か」というものだ。

これは多くの読書に勤しむ者たちが出会う問いである。

 

 

そしてこれこそがあなたの読書術に関わる基本コンセプトになるはずだ。

 

 

では、僭越ながら私の持論を述べたい。

これに関しては、最初は多読(濫読)をし、「良書と悪書」の区別がつくようになってくれば精選すればいいのではないかというのが私の考えだ。

 

 

小林秀雄は以下のように言っている。

濫読の害という事が言われるが、こんなに本の出る世の中で、濫読しないのは低脳時であろう。濫読による浅薄な知識の体積というのは、濫読したいという向こう見ずな欲望に燃えている限り、人に害を与える様な力はない。濫読欲も失ってしまった人が、濫読の害など云々するのもおかしなことだ。それに、僕の経験によると、本が多すぎて困るとこぼす学生は、大概本を中途で辞める癖がある。濫読さえしていない。

小林秀雄『読書について』

 

小林秀雄自体は初期段階においては濫読を推奨している。

「濫読すべきか否か」を考える最初の段階で留まっている人間をアホだと言っているのだ。

 

「どうやったら慶応に入れるか」の勉強術ばかり調べてFランク大学に入る学生に似ている。

 

 

 

小林秀雄の趣旨は、「やりながら」自分なりの読書術を洗練させるのがベストだということであろう。私自身この道を通ってきたこともあり同意するところである。

 

  

ただ、注意がある。

ショーペンハウエルは以下のように述べている。

したがって読書に際しての心がけとしては、読まずにすます技術が非常に重要である。その技術とは、多数の読者がそのつどむさぼり読むものに、我遅れじとばかり、手を出さないことである。

ショーペンハウエル『読書について』

 

「皆が手を出している」という理由で、その本に手を出すことはあなたを大いに後悔させるので控えるべきだと彼は言っている。

 

 

ベストセラーというのは「普段本を読まない人が買う本」であるため、その本が偉大であるかは極めて怪しいのだ。

 

 

3.確実に成長するオススメの読書術

 

ここまで私はオススメ読書術を概念的に説明してきた。

 

 

まとめるとこうだ。

 

とりあえず、濫読をしながら、その中で「素晴らしい本」を「素晴らしい」と判断できるようになることが第一ステップである。ただ、徐々にその磨いた判断力を使い「精選」に移行していく努力は常日頃するべきだ。

 

 

 

正直私も読書を2年前に始めた頃手当たり次第に買って読んでいた。

 

 

実はその時は、何がいいかわからないので、ショーペンハウエルの言いつけを守れないまま、『嫌われる勇気』などベストセラーも手当たり次第に買っていた笑

 

 これは正直結構無駄が多かったと後悔している。

 

 

ただ、現在は完全に精選に移行することができた。

結構同じ本を2−3回は読むスタイルに変わったのだ。

 

 

このきっかけはというと、ベストセラーでもなんでもいいので、その著者が引用している古典をたどるようになってからだ。 

 

これはある程度の濫読をしたからこそ言えるのかもしれないが、ある程度読書を重ねた上で、古典を読むとその偉大さたるや驚嘆である。

 

 

わかりやすく言うと、いきなりすきやばし二郎を子供の時に食べてもピンとこないだろうが、大人になって食べてみると「これは普通のものとは明らかに違う」と気づくみたいな感覚に近いかもしれない。

 

 

 

長々と書いてきたが、「確実に成長できるオススメ読書術」というのは「濫読をしつついずれは古典にたどり着きそれをじっくり味わうこと」に尽きる。

 

・・むしろ我々は、愚者のために書く執筆者が常に多数の読者に迎えられるという事実を思い、つねに読書のために一定の短い時間をとって、その間は比類なく卓越した精神の持ち主、すなわちあらゆる時代、あらゆる民族の生んだ天才の作品だけを熟読すべきである。彼らの作品の特徴を、とやかく論ずる必要はない。良書とだけいえば、誰にでも通ずる作品である。このような作品だけが、真に我々を育て、我々を啓発する。

ショーペンハウエル『読書について』

 

 

これは読むことに関する助言だ、・・・無論大変有益である。

 

1 つねに第一流作品のみを読め


質屋の主人が小僧の鑑賞眼教育に、先ず一流品ばかりを毎日見せることから始めるのを法とする、ということを何かで読んだが、いいものばかり見慣れていると悪いものがすぐ見える、この逆は困難だ。惟うにに私たちの眼の天性である。この天性を文字鑑賞上にも出来るだけ利用しないのは愚だと考える。こうして育まれる直感的な尺度こそ後年一番物を言う。
 

小林秀雄『読書について』

 

 

人はあまりにもつまらぬものを読みすぎているよ・・・・時間を浪費するだけで、何も得るところがない。そもそも人は、いつも驚嘆するものだけを読むべきだ。

エッカーマン『ゲーテとの対話』

 

 

おもしろきことなき世を面白く

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