私は高杉晋作

頭がおかしいと言う人が「頭がおかしい」

大衆は常に間違える

約 5 分

 

 少数派であってさえ、いやたった1人の少数派であってさえ、そのことで狂人ということにはならない。

一方に真実があり、他方にデタラメが有る。

もし全世界を敵に回しても真実を手放さないのなら、その人間は狂ってないのだ。

 

ジョージ・オーウェル『1984』

 

 

 

 

 

 

「民主主義」というとあなたは「選挙」を思い浮かべるかもしれないが、それは違う。

世の中のあらゆる物事が民主主義で決まるのだ。

 

 

 

 

 

しかし、これがとんでもない制度であることに気付いている人は少ない。

今日は民主主義に傾倒し、常に間違える「大衆」について考えてみた。

 

 

 

 

 

 

1.「多数派=正しい」は幼き頃より刷り込まれている 

 

 

小学校のレベルでもそう。

「一番多いのにしましょう」という暴力的な教員の言葉に習い何ら疑いなくその手続が進められる。

 

 

 

 

 

あそこで受けた洗脳教育により多くの人が「数が多ければ正しい」と考えてしまっている。

 

 

だが、「数の多さ」を主張する人間は本質的に反知性的であり二流の人間である。

 

 

 

 

なぜならこの「数の多さ」を主張するものは自らの能力を自らでもって貶めているからだ。

 

 

 

 

彼ら・彼女らに賢人になろうという意欲はなく、オルテガの言う「すべての人と同じであることに苦痛を感じるどころか喜びを感じる」状態なのである。

 

 

 

 

偉そうなことを書いているが、私ははずかしながらこの洗脳がとけたのは二十三歳になってからである。

 

 

 

あなたはどうか?

気づかない人間はそのまま幸せに死ねばいい。 

 

 

 

 

 

2.周りの人を気にするほど間違える

 

ところが今日では、だれでもが意見をもつことができるのだが、しかし意見をもつためには、彼らは数を揃えなければならない。どんなばかげたことにでも署名が二十五名も集まれば、結構それで一つの意見なのだ。ところが、このうえなく優れた頭脳が徹底的に考え抜いた上で考えだした意見は、通念に反する奇論なのである。

キルケゴール『現代の批判』

 

 

 

 周りを気にするほど間違える代表例を上げたい。

 

 

 

「友達」といういわゆる「多いことが絶対善」とされている概念が有る。

 

 

 

facebookでいいねが多くつくことが「正しいこと」とされているから間違いないのであろう。

 

 

 

 

 

そのために投じた膨大な時間やそこでかわされる生産性の乏しい会話については考慮されない。

 

 

 

みんなで仲良く時間を費やすことに勤しむのだ。

断固として私は間違っていると主張しても誰も聞く耳を持たない。

 

 

 

 

 

 

 

 

大手企業にぶら下がっている人間などもそうだろう。

周囲の視線が気になりやめられないのだ。

 

 

 「友達にどう思われるか」というあまりにどうでもいいことを「大衆」は至上の価値としてしまう。

 

 

 

 

 

  

 

「つながり」はあなたの判断を鈍らせる。

そして、常に間違える。

 

 

 

 

3.少数派であることを喜べ。

 

代表の大きな利点は、彼らが、政務を議論する能力をもっているということである。人民は、まったくそれに適していない。そのことが民主政の大きな欠陥の一つをなしている。

シャルル・ド・モンテスキュー『法の精神』

 

 

 

 

ハンナ・アレントが述べたように大衆は、「徹底した自己喪失」を完了しているため考える力を失っている。

 

 

 

 

 

だからこそ、テレビで紹介されたお店に行列ができるし、本を読まない人間の本棚にはベストセラーが並ぶのである。

 

 

 

 

 

全く何も考えない。

あの行列をみると最近笑ってしまう。

 

 

 

 

「日本もここまでバカが増えたかと」

 

 

 

 

あなたがもし「少数派」という体験をしているのなら極めて懸命な人間であると私は思う。

 

 

 

 

そこで考えることをやめれば、大衆の仲間入りである。

 考えることをやめてはダメだ。

 

 

 

 

 

 

古典を読んで欲しい。

古典世界には少数派としてもがき苦しんだ多くの天才たちがいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ごたごた反論が来そうだが、一つ言うと古典界の偉人こそ「正しい」のである。

 

 

 

 

 

 

和民で飲み会する友達なんていなくていいんじゃないか?

何度も言うようにそういう友達があなたを間違いへと誘うのだ。

 

 

 

 

 

 

 

もしあなたの近くに「ゲーテ」のような人がいるならそれは大事にしてほしい。

ただ、SNSでいくら探しても出来ないことだけは言っておく。 

 

 

 

狂っているかこれが新時代の成功法則か

 

 

おもしろきことなき世を面白く

 

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