私は高杉晋作

頭がおかしいと言う人が「頭がおかしい」

我々が最も警戒すべきもの〜9割のバカがとびつくもの〜

約 5 分

「わかりやすい」

 

 

 

 

があらゆるところで大人気だ。

難しい政治のことや経済のことを始めとにかく「わかりやすく」説明してくれる芸能人が人気者である。

 

 

 

 

 

 

だが、我々が最も警戒すべきことが実は「わかりやすい」ものである。

 

 

 

 

「わかりやすい」の危うさについて今日は考えてみた。

 

 

 

 

 

1.「郵政民営化をするのかしないのかそれだけなのです」

 

という総理が大人気であった。

 

 

 

わかりやすいキャッチフレーズが好感を得て政権基盤が強固なものとなっていた。

だが政治がそんな2択で決まるのか?

 

 

 

 

 

政治というものはとんでもなく複雑であり、「ヒルナンデス」や「ミヤネ屋」を見たくらいでわかるものではないはずだ。

 

 

 

 

 

 

だが、新橋のサラリーマンや梅田のサラリーマンは自信満々に

 

「郵政民営化賛成」

 

 

 

 

と述べている。

あの馬鹿面というのは見ていられないものがある。

 

 

 

 

 

 

 

私はそもそも郵政民営化をすべきかどうかすらわからない。

ただ、「郵政民営化をするかしないか」というわかりやすいメッセージに対する危険の匂いは感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

同様の手法が元大阪市長も使っていた。

「大阪都構想をするのかしないのか。それだけなんです」

 

 

 

 

 

 

たしかに言葉だけを見るとわかりやすい。

ただ、まともな人間であれば、ここでも「わかりやすさ」に対する恐怖感はあったはずだ。

 

 

 

 そうはいっても現実の街頭インタビューでは、

 

 

 「大阪都構想は絶対すべき」

 

 

 という煽りがやたら入っていた。

 「なんかよさそう」と思った人も多いのではないか?

 

 

 

 

 

異常なまでにこの2人は賛同を得ていた。

大阪都構想は否決されたがあの僅差では次はわからない。

 

 

 

 

 

 

 

ここで精査すべきは、「郵政民営化」や「大阪都構想」ではない何に大衆は投票したのかというところだ。

 

 

 

 

 

 

これはキャラクターだ。

 

 

 

 

橋下徹や小泉純一郎のキャラクター投票だ。

 

 

 

 

大切な決定が、AKBと同レベルの価値判断でおこなわれたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

政治の話にするのが本題ではないので、ここで何が言いたいのかを整理すると

 

 

 

現代は、多くの人が、「わかりやすいもの」に「疑い」を全く持たない愚かな世界だということだ。

 

 

 

 

 

2.「わかりやすさ」を疑え

 

小林秀雄は『教養ということ』のなかで以下のように述べる。

 

 

 

現代人には考えることは、かならずわかることだと思っている傾向があるな。つまり考えることと計算することが同じになってくる傾向だな。計算というものは必ず答えが出る。だから考えれば答えは出るのだ。答えが出なければ承知しない。

 

 

 

 

 

これは、かなり本質をついていると私は思う。

 

 

というのも近代的価値観に毒され、答えを出すことが当然の大学入試に毒された我々は単純化しないことには耐えられない生き物になりつつ有る。

 

 

 

 

 

 

 

これは、私にとって自戒も含んでいる。

答えがないといらいらしてしまうのだ。

 

 

 

 

 

だから、わかりやすいものになびいてしまう。

 

 

 

 

 

 

 先ほどの政治が難しいならわかり易い例がある。

 

「iphone機種代0円」

「2時間飲み放題2500円」

 

 

 

 

などがいい例だ。

 

 

 

飲み屋の例で言うと「お通し」が問答無用で出されるため、3000円は軽く超える。

あきらかにあれは詐欺まがいだ。

 

 

 

 

疑えないから騙される。

 

 

 

 

 

 

飲み屋やiphoneくらいならいいのだが、同じ要領で民主党のような政権が誕生してしまったことはあなたもご存知かと思う。

 

 

 

 

 

 

 激安居酒屋、iphone、民主党、これらの「わかりやすい」を売りにしたものに飛びついた人々は、「疑う力」や「考える力」が致命的なまでに低下していることを心にとめておかなくてはならない。

 

 

 

 

 

 

 

3.我々が今からでもすぐにすべきこと

 

これは、私も適菜収氏に完全に同意するところだが、古典を読まなくてはならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

何世代と渡って生き残ってきた不変の価値をもつのが古典だ。

 合理性はないのかもしれないが、「残ってきた」というだけで大いに価値がある。

 

 

 

 

我々は過去の人達に謙虚で無くてはならない。 

 

 

 

 

 古代の賢者に学んだ人間だけが自分を救うことができるのだ。

 

 

 

 

 

 

 古代の多くの人達が、現代の惨状を予言していた。

それを読むだけでも「まとも」になれると私は断言する。

 

 

 

 

 

 

岩波文庫を読もう  

そして、今身の回りにある「わかりやすい」をあなたも少しずつ疑おう。

 

 

 

 

 

 

おもしろきことなき世を面白く

 

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