私は高杉晋作

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私は高杉晋作

頭がおかしいと言う人が「頭がおかしい」

【コラム】若者が政治に無関心で、投票にも行かない本当の理由や原因とは?

「今の若者の政治離れが激しい」

若者はなぜ政治に関心がないのか」

若者が投票に行かない理由はなんなのか」

 

 

こういう議論をあなたは聞いたことがあるだろう。

そして、それに対する調査結果というのはこういうものが多い。

 

  • 政治が難しい
  • 投票所が遠い
  • 信頼できる政治家がいない
  • 興味がない

 

 

まあもっともらしいといえば、もっとらしい。

そして、今の政治家や意識高い系大学生が考えることというのは例えば、「インターネットをもっと使おう!」というものであったりもっと多くの人と会うイベントを考えようというものだ。

 

 

そうすれば若者政治に関心を持ち投票に行くに違いない。

 

 

と彼らは、確信に満ちている。

 

まあ別に頑張りを否定したくはないし、それが完全に間違っているとも思わない。

ただ、若者政治に関心がない理由はもっと単純な理由しかない。

 

 

今日は、投票に行かない若者がなぜこれほど多いのかの原因について書いていきたい。

  1. 若者が政治に関心もなければ投票に行かない本当の理由
  2. 高学歴や高齢の方が政治に関心がある理由もこれで納得できるのでは?
  3. 若者はこうすれば政治に関心を持つ

 

1.若者が政治に関心もなければ投票に行かない本当の理由

早速だが若者政治に関心を持たない理由そして投票に行かない原因を述べよう。

それは、一言で言えば、「行っている場合ではないから」である。

 

 

「はあ?」とあなたは思うだろう。

 

 

もう少し具体的に言おう。

自分の生命の再生産と維持にほぼすべての時間を費やされてしまうからだ。

 

むしろ、労働こそ、反政治的な生活様式である。なぜなら、この労働の活動力の場合、人間は、世界とも他人とも共生せず、ただ自分の肉体と共にあって、自分自身を生かし続けるためにむき出しの必要と向かい合っているからである。

ハンナ・アレント『人間の条件』

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現代人にあって「自分の生命を再生産する」ことより優先順位が高いものはないということにあなたは反対できるだろうか?

 

 

「あなたどうやって食べていくの!」

「あら。公務員試験通ったのね。お母さん安心よ」

 

 

親世代のこのような言葉にも顕著に表れているが何にも増して我々は「食べていけること」つまり、「自分の生命を再生産できること」を盲目的に奨励している。

 

 

 

それゆえに、それ以外のことというのは「そのあとで」やることでしかない。

 

 

政治というのはまさに後回しにされるものに該当する。

 

それゆえに、義務教育でいかに政治についての学びを充実させようが、教材を安売りしようが、インターネットで選挙ができるようにしようが生命の再生産に費やす時間が多い人が多い現代社会においては無駄中の無駄なのである。

 

トックビルのこの言葉ほど核心をついているものはない。

民衆の知識をある一定の水準以上に引き上げることは、いずれにせよ不可能である。人知をわかりやすくし、教育方法を改善し、学問を安価に学べるようにしたところで無駄である。時間をかけずに学問を修め、知性を磨くというわけには決していかない。

トックビル『アメリカのデモクラシー』

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「今の若者政治に関心を持たない」と嘆く国会議員は議員バッジを捨ててローソンでバイト生活を3年してみればすぐにその理由がわかると私は断言する。

 

 

政治への関心というのは結局は、その人が「生命の再生産」以外にどれほど時間を割けるか以外で決まる要因などないのではないか?

 

つまり働かずに生きていける余裕がどれだけあるか、この点が民衆の知的進歩の超えがたい限界をなしているのである。この限界はある種の国では遠く、別の国では近い。しかし限界が全く無くなるためには、生きるための物質的配慮から民衆が完全に解放されねばならず、それはつまり民衆でなくなるということにほかならない。

トックビル『アメリカのデモクラシー』

 

年寄りが政治の投票に行くのは頭がいいというのがあると100歩譲ってあったとしても大前提として年金という不労所得者であること抜きには語れまい。

 

トックビルの述べたように「知識をつける」ためにはある程度時間が必要なのだ。

まあ時間がないんですよ。ほんと。

 

2.高学歴や高齢の方が政治に関心がある理由もこれで納得でしょ

 

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旦那様の年収は少ない!?職業別・年齢別にみる、平均年収の実態を知ろう!!

 

こちらは結婚相談所が出している世代別平均年収である。もちろん若者が労働対価型収入において最も低い。

 

年配の人も低いので相関性を否定される方向けに断っておくと、収入の質がまるで違うのだ。

年配の人たちは「口を開けてても」入ってくる不労所得者だ。

 

 

私の述べていることの妥当性については昨今全世代で投票率自体が低下傾向にあることにも表れている。

 

その原因は、もちろん、国民の85%をしめる給与所得者の平均年収が下がっているからに他ならない。(もちろん一貫して下がってるわけではないが)

 

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そしてこれに加えて既にご存知かと思うのでわざわざ引用しないが高学歴の方が低学歴より平均年収が高い。

 

 

だから高学歴の方が政治に関心があるし、投票にも行く。

 

 

 

まとめると、冒頭の話に戻るが、「生命の再生産」にとらわれる人が増え続ける限り、若者の投票率は上がらないということなのだ。

 

 

*ちなみにこういう話をすると、「俺は、すべてを投げ打って若者の投票率をあげたい」というバカ大学生が出てくるが、そういう大学生に限って自分は高学歴であったり、親の庇護のもとにいるものだ。

 

彼ら・彼女らのことを「取り返しがつかない」人間と私は呼ぶようにしているが、いい呼称があれば随時募集している。

 

3.若者はこうすれば政治に関心を持つ

もし私が意識の高い大学生や国会議員が目の前にいて「若者の投票率をあげたいんです」といってきたら間違いなく以下のように答える。

 

「自分で会社を起こして従業員をたくさん雇って残業なしで、毎月問答無用で100万あたえろ」と。

 

 

そんなことは誰にもできまい。 

 

要するに若者がみんな政治に関心を持つことなど現代においては無理なのだ。

 

直近でいうと若者の非正規率が4割を超えたというのは記憶に新しいかと思うが、(東洋経済)こう言った平均年収がますます減っていくことが予想される世の中で、どれほど政治に興味を持てる人がいるであろうか?

 

 

 

ここに書いた内容以外に若者政治に関心を持たない根本理由があるだろうか?

 

おもしろき事なき世を面白く

 

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