私は高杉晋作

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私は高杉晋作

頭がおかしいと言う人が「頭がおかしい」

金持ちってどういう生き物か少しだけ分かった

金持ちというとどういうイメージだろうか?

金持ちというとどういう人を思い浮かべるか?

 

 

 

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色々な光景が浮かんでくるかと思う。

 

 

ただ、そのイメージに共通しているのは、「大きな欲望(物欲)を抱き、それを叶えた人々」であることが多い。

 

 

具体的には

 

BMWに乗っている

タワーマンションに住んでいる

女と南の島でバカンスをしている

 

などを思い描いているかと思う。

 

 

 

ただ、我々のこの解釈は本当に正解なのか?と マックス・ウェーバーはのべる。

 

禁欲的で信仰に熱心であるということ、他方の資本主義的営利生活に携わるということと、この両者は決して対立するものなどではなくて、むしろ逆に、相互に内面的な親和関係にあると考えるべきではないか、と。

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

 

 

 

金持ち(資本主義における勝者)は、極めて禁欲的な人間であるというものだ。

 

 

 

 

 ここに資本主義社会を生き抜くヒントを私は見た。

今日は、マックス・ウェーバーの述べる資本主義社会で生き残る人間について文章をしたためた。

 

 

1.「働くことが超楽しい」という精神を養うこと

まず金持ちになる前に、金持ちの精神を持つべきだとウェーバーは述べる。

 

近代資本主義の拡大の原動力はなにかという問題は、まずもって資本主義的に利用しうる貨幣が何処から来たかではなくて、むしろ何にもまして資本主義精神の展開ということになのである。

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

 

 

 

 

ここでいう資本主義の精神は、冒頭に述べたが、プロテスタントピューリタンと呼ばれるような禁欲的な考えの人たちに求めることができる。

 

 

 

 

なぜこう言えるか。

 

それは単純だ。

 

 

 

人間は本能のままに任せれば絶対に「働きたくない」ことは明快だからである。

 放っておけば、SEXして何か食べて騒ぐだけだというのは想像に難くない。

 

 

本性的には「堕落している」人間たちを奮い立たせ、働かせるには何らかの教義が必要になってくる。

 

 

 

 その教義こそが「働くのは素晴らしい」という プロテスタントの考えかたなのである。

 

 

 

 

そして、その中でも金持ちになるという人は、自らに強力な禁欲の精神をもっているのである。

 

 

 

 

ウェーバーは禁欲の精神について以下のように述べる。

 

[工場の内部では]端的に高度の責任感が必要であるばかりか、少なくとも勤務時間の間は、どうすればできるだけ楽に、できるだけ働かないで、しかも普段と同じ賃金が取れるか、などということを絶えず考えたりするのではなくて、あたかも労働が絶対的な自己目的・・であるかのように励むという心情が一般に必要となるからだ。

 

しかし、こうした感情は、決して、人間が生まれるつきもっているものではない。また、高賃銀や低賃銀という操作で直接作り出すことができるものでもなくて、むしろ、長年月の[宗教]教育の結果としてはじめて生まれてくるものなのだ」

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

 

 

 

禁欲的精神をねじ込むことが資本主義社会で生き残るための第一歩である

 

 

 

2.生活に必要な物以外の欲望を断つ

 禁欲主義は、「働くこと」を促すだけでなく、もちろん文字通り、あらゆる欲望を封殺することを求める。

 

 

金持ちもまた金持ちにいたるまで、いや、金持ちにいたってからですらその行動を取り続ける。

 

 

 

プロテスタントの教義としてウェーバーは以下のように述べる。

 

純粋に芸術や遊技のための文化財の悦楽には、いずれにせよ、つねに一つの特徴的な許容の限界があった。つまり、そのためにはなんの支出もしてはならない、ということだ。

 

禁欲は有産者にたいして決して苦行を強いようとしたのではなく、必要な、実践上有用な物事に所有物を使用することを求めたのだ。

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

 

 

 

とにかく欲を封殺し、「働くこと」に邁進するそれが、金持ちと呼ばれる人達の持つマインドなのだろう。

 

 

 

 

そうはいっても余暇時間が有る。

そんときくらい合コンしたって良いんじゃない?

 

 

ウェーバーの言う資本主義の精神に基づけば、それこそが堕落なのだ。

 

 

3.金持ちが本を読む理由が見えた

金持ちはなぜ本を読むのか?

 

という本が結構書かれている。

 

私も疑問だった。

 

ただ、ウェーバーの著書を読んでいると見えてきた。

 

 

 

先ほど引用した実践上有用な物事に所有物を使用することを求めた」にすべてが凝縮されている。

 

 

実践上役に立つことに貨幣をつぎ込むということだ。

 

 

 

その一つの手段が本なのである。

 

 

 

 

おそらく本には、「働く」原動力となる禁欲の精神を伝えるものが記載されているのだろう。

 

 

日本だと稲盛和夫さん、松下幸之助さんが有名だ。

海外であれば、ドラッカーカーネギーだろうか。

 

 

 

そして、彼らの本を読んで「もっと働こう」となるわけだ。

 

 

 

 

 

ここまでのべてきた禁欲の精神は、もちろん、資本主義社会で生き抜く唯一の方法ではない。

 

 

ウェーバー自身が「禁欲する=金持ちになる」と方程式化することを嫌っていたことも知っておいてもらいたい。

  

 

 

私自身、禁欲というのがなんらかの求めるものを達成するための手段だと思っている人間だ。プロテスタントのような目的化はしない。

 

 

ただ、この禁欲の精神に多くの人は学ぶことがあるのではないか。

 

 

 

おもしろきことなき世を面白く

 

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*補足

実際にイギリス、オランダ、アメリカ、ドイツなどはプロテスタントに対し、スペイン、イタリアなどはカトリックと宗教原理がもろに経済に現れている。 で、日本はというと関係がないわけではなく、『武士道』新渡戸稲造や『代表的日本人』を書いた内村鑑三プロテスタントだったと言われており、儒教精神とプロテスタントはかなり近しい教義をもっていることが推測される。