私は高杉晋作

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私は高杉晋作

頭がおかしいと言う人が「頭がおかしい」

都知事選と参院選の前に日本人が学ぶべきこと

インターネットのニュース欄には、最近この2つのニュースで持ちきりである。

 

 

 

「都知事に〜はでるのか?」

参院選で〜候補が演説」

 

 

といったニュースが多い。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

www.iza.ne.jp

 

 

 

ただ、民主主義により行われる選挙はおおよそ失敗が多発することはもう証明されている。

 

 

 

野々村竜太郎

渡辺喜美

橋下徹

舛添要一

上西小百合

 

 

 

この中で「熊手を8億円で買った男」を有楽町で見かけた。

どうやらおおさか維新という政党からでるらしく、「性懲りもない」というのはまさにこのことかと思った。

 

 

 

 

 

 

ただ、なぜか人気があるようで、「大衆とはなぜこれほどまでに過去に学べないのか」と溜息をついた次第である。

 

 

 

子供時代は「大人」というだけでなにやら「頭がよく」「尊敬すべき」ということを思っていた昔の自分を殴りたい。

 

 

 

 

 

選挙を控え我々が学ばなければならないことがある。

 

 

 

それを少し今日は書かせていただいた。

 

 

 

 

1.日本人の致命的な弱点

西田幾多郎は『知識の客観性』の中で以下のように述べる。

 

 

徒らにその弊のみを論じて、極端な反動的思想に走ることは、恰も明治の始まりにおいて逆の方向に反動的であったと同様に、真に我が国の将来を思うものということはできない。

『知識の客観性』(『西田幾多郎随想集』より)

 

 

 

ここで読み取れるのは、有権者と立候補者双方の欠陥が読み取れる。

  

それは、「単に現状の批判を述べ」、「目先の効果のみを問題とする」姿勢である。

 

 

 

そして、西田は、日本人の体質について以下のように述べる。

 

 

 

由来、我が国には何の方面にも遠大なる根本的研究というものは重んぜられない。いつもすぐ目前の効果のみが問題となるのである。何事でも何処までも深く掘り下げて根本的に考えるという如き精神と努力とに乏しい。

『知識の客観性』(『西田幾多郎随想集』より)

 

 

 

 

 

冒頭の西田の言葉とつなげてみると以下のことが言える。

 

 

我々の多くは、「考える事」を嫌がり、「わかりやすさ」を支持の判断基準にしているということである。

 

 

 

 

だから一つ例を挙げると、舛添要一は、ただメディアへの露出が多く「改革」を連呼していたという理由だけで「総理大臣になってほしい男1位」になったし、「都知事」にもなれた。

 

 

 

 

今回の選挙にはでなさそうだが、そのまんま東橋下徹といった人も何か同じ流れがあり、失敗を大衆が重ねる予感がしてならない。

 

 

 

 

 

2.日本人としてあるべき姿

結論からいうと「新しさ」に対する警戒心が足りない。

こういう言い方をすると「復古主義」ということをいう人が多い。

 

 

 

 

ただ、福田恆存が『保守とは何か』で述べたように、保守とは「イデオロギー」ではなく、態度である。

 

 

 

 

つまり、「単に古いものを守れ」と連呼することを保守というのではなく、「変化に対して疑いを持てること」こそが保守なのである。

 

 

そして、これこそが、今の日本人から欠落している「知性的な態度」である。

 

 

 

 

同様のことを西田がのべているので引用したい。

 

 

・・・・この上は、徒らに、新たに現れ来れる末派的なるものに眩惑せられることもなく、我々は自己自身の立場において十分批評的に考えて見なければならない。・・・新しいからといって、徒らに末派的なるものに追随するのみにては遂に何物をも得ることはできない。

『知識の客観性』(『西田幾多郎随想集』より)

 

 

 

 

 

 

「自己自身の立場において」というところに下線をひいたが、「疑う」ためにこの「自己自身の立場」の構築が急務なのだ。

 

 

 

 

3.賢者にものの見方を学べ

 

「じゃあ自分の立場をつくろう!」と思ってすぐにできるわけではないのが、西田の言う「自己自身の立場」なのである。

 

 

 

 

だから、ここまで来てなんだが、

 

 

「どうやったら簡単に政治がわかるのか」

 

という質問は実は愚問なのである。

 

 

 

 

 

池上彰さんの動画を2万回Youtubeでみようが何もあなたは得られない。

せいぜいその回数見たという忍耐力くらいだ。

 

 

 

 

 

まず、学ぶべきは、「どういうタレント候補が出馬するか」ではなく、歴史なのである。

 

 

 

 

 

西田は「まともな人間」の条件として以下のように述べる。

 

 

真の人格は歴史を媒介としたものでなければならない。然らざれば唯抽象的人格たるに過ぎない。真の人格の世界は歴史の世界である。

『知識の客観性』(『西田幾多郎随想集』より)

 

 

 

 

まずは、

マイケル・オークショット

ハンナ・アレント

西田幾多郎

福田恆存

モンテスキュー

 

あたりに目を通してみては如何か。

 

 

 

 

面白きことなき世を面白く

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