私は高杉晋作

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私は高杉晋作

頭がおかしいと言う人が「頭がおかしい」

グローバルで活躍できる人材とは〜「グローバル人材??ワロタ」で終わってはいけない〜

大学時代、私が鼻で笑っていた言葉がある。

 

 

「グローバル人材」

 

 

 

である。

 

 

「これからはグローバルな時代だから」という標語がここかしこに踊っていた。

 

 

 

それに大学生は恐れおののき海外留学をするのだが、これがまあ滑稽なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

海外留学というと数百万単位の金が飛ぶわけだが、「みんなが留学してるから私も」というB層の発想に私は恐怖したものである。

 

 

 

 

 

 

その程度の考えで留学するのかと

 

 

 

 

 

 

こういったなんちゃって留学生は、TOEICで点がとれるのかもしれないが、なんか人間的にペラい奴が多かったなというのが私の率直な感想である。

(ヒガミではない。本当にすごい人もいる) 

 

 

 

 

 

今日は、外から日本について見た書籍を通して、「本当にグローバルに活躍できる人間」について考えてみた。

 

 

 

1.英語はただのツール 

 

今更感もあるが、英語はただのツールだ。

 

 

 

 

 

そんなことは知っている。

 

 

 

 

と言われそうだが、そういいつつあなたはCOCO塾や石原さとみの広告に戦々恐々としているのではないか?

 

 

 

 

 

「俺も英会話くらいできないと。。。。」といった考えを持っている人は多いであろう。

 

 

 

 

 

 

 

つまり、頭には英語がすべてではないと言っても実際には理解していない人が多いということだ。

 

 

 

 

一方で、TOEICで満点近く取れる人達を私は多く見てきた。

確かにその語学力はすごい。

 

 

 

 

 

だが、話しているコンテンツに中身が無い事が多い。

 

 

 

 

 

 

 

「お前が話していることも中身無いけどな」と読んだ人に言われそうで、怖いがあえて私は嫌われ役を買っている。

 

 

 

 

 

 

これなら話せないほうがまだましだと思う人も実際多い。

なんというかこれは、日本語の会話の中でもある感覚だと思う。

 

 

 

 

議論をしている時にたどたどしい、もしくは、発言回数が少ない人でも知性を感じさせる人がいるでしょう。 

 

 

 

 

 

 一方で、話せば話すほどうざいので黙ってくれと思われる人もいますよね。

 

 

 

 

 

 

「流暢に日本語を話せること=賢い」と思うか?

 

 

 

そんなことはないでしょう。

 

 

実際、明治時代や昭和の時代は日本人は全く英語が話せない人が多かったことで逆に得をしたそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

しゃべれないことで、外国の人達が「何か思慮深い人たち」という印象を与えていたのだという。

 

 

この辺の話は、施光恒氏の『英語化は愚民化』を読んでいただければと思う。

 

 

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まあ簡単にまとめると「英語ができる=グローバル人材」と勘違いしたバカは日本人がバカだと世界中に発信してしまうことになるので、やめてほしいということである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 以前以下の記事でも指摘したのだが、「〜だけすれば大丈夫」と言う言葉に日本人は弱いなあと思う。

 

book-shohyou-blog.hatenablog.com

        

 

 

 

 

 

 

   

2.革新や改革という言葉への誤解

 

長きに渡る経済の停滞やグローバル化への日本の取組みの遅さに「改革」を訴える人が多い。

 

 

 

 

 

 

 

安倍晋三総理も施政方針演説でかなりの回数「改革」と言う言葉を使っていた。

停滞する日本においては、非常に聞き心地のいい言葉なのであろう。

 

 

 

 

 

 

小泉純一郎、橋本徹、民主党などポピュリズムと呼ばれる人たちが多用する。

 

 

 

 

          

 

 

 

ただ「改革」という言葉に大きな誤解がある。

 

 

 

 

 

 

 

改革→全部ぶっ壊す→なんかとんでもなくいいものができるはず

 

 

 

 

 

 

 

こういったロジックを持っている人は少なくない。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんかとりあえず、ガラガラポンすれば、よくなるんじゃない?みたいな感じだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

発想がテロリストと同じではないか?

 

 

 

 

 

 

 

私の推測だが、テロリストも既存の状態を破壊すれば、自分たちは良くなるという発想を持っていると思う。

 

 

 

 

 

 

実は、日本人のなんちゃってグローバル人材にはこの手の人が多い。

 

 

「今の日本の停滞は、全部壊すことで解決する。」

 

 

 

 

 

一言で言えば、安直である。

 

 

 

 

 

 

 

あなたは、何もかもガラガラポンにして生きていけるのか? 

 

 

 

 

 

 

 

ホリエモンのような社会的強者の考えをそのまま実施すると立ち行かない人は多いだろう。

 

 

 

 

 

 

改革派がよく唱える

 

「英語教育を変えること」

 

「移民を受け入れること」

 

「規制緩和すること」

 

 

こういったことが良い方に行くとは思えない。

 

 

 

 

英語が話せれば世界で覇権を握れるなら、イギリスはなぜ衰退していったのか?

 

 

なぜ、フィリピンやシンガポールは経済でトップに来ないのか?

 

 

なぜ、日本のコンビニやマクドナルドに沢山の言語を操れる人がはたらいているのか? 

 

 

 

 

グローバル標準と呼ばれるものに変えてもフィリピンやシンガポールのようなアメリカのアウトソーシング先や節税対策用の国になるだけであろう。

 

 

 

 

 

3.まあ岩波文庫でも読みなよ

 

日本が文明開化などを筆頭に海外の文化に飲み込まれなかったのは、「既存のものと新しいものを上手く調和させられたから」という点につきる。

 

 

 

 

クリスマスパーティをやって初詣に行き、お盆には「南無阿弥陀仏」を唱える。

 

 

 

 

 

 

こんなことが違和感のない国は日本くらいであろう。

日本の良さの一つに、こういったあらゆるものを違和感なく取り込む能力の高さだと思う。

 

 

 

 

 

これは、TOEICのような能力をあまり合って補う強みだ。

 

 

 

 

 

無意識にこういったものをうけいれられるってすごい 。

 

 

 

 

真にグローバルで活躍できる人材は、温故知新的な意味での順応性の高さではないか?

 

 

 

 

 

「英語が話せれば、世界に適応できる」というロジックツリーを心に秘めている人は、間違いなく、海外の人から見下される対象となるであろう。

 

 

 

 

 

 あなたは、海外のコストコで店員でもやりたいのだろうか?

 

 

 

 

 

あなたは、TOEICの勉強をする前に岩波文庫を読むべきだ。

 

 

 

 

日本人とは何かを知る。

その上で、他国の良い所を取り込む。

 

 

 

 

 

この順序を決して間違えてはいけないと思うのだ。

これは、福沢諭吉を筆頭に多くの知識人が言ってきたことである。

 

 

 

 

 

 

大前研一さんや竹中平蔵さんは英語の大切さを訴えているが、彼らの根底には余りある日本人としての教養がある。

 

 

 

 

 

 

だから、彼らのようなレベルと同じ視点で考えるとマズイと思うのだ。

 

 

 

 

 

 

まずは丸善へ行ってみてはいかがか。

 

 

 

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

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