私は高杉晋作

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私は高杉晋作

頭がおかしいと言う人が「頭がおかしい」

なぜ「働きたくない」のか?

「俺社畜」(にっこり)

 

「マジうちの会社ブラック」

 

「働きたくねえよー」(大学卒業前の学生)(日曜日の夕方のサラリーマン)

 

 

 

 

毎日働いていて楽しくて仕方ない人は今の日本にどれほどいるでしょうか?

 

 

 

 

 

 

私自身は、まだサラリーマン歴が一年にも満たないため、そこまで労働に対して、悲観的ではありません。(社畜になりきれてない)

 

 

 

 

しかし、10年もサラリーマンをやれば、「会社行きたくねえ」ってなっているなという気がします。

 

 

 

 

 

 

 「働きたくない」とみんなが思う理由はなんなのか?というのが、長らく自分のなかでテーマでした。

 

 

 

 

 

 

 

その原因を本日は考えてみました。

使用したのは、アダム・スミス『国富論』です。

 

 

 

 

 

 

1.資本主義について少し知らなくてはいけない

 

「働きたくない」の根本は、どこから来るかというと資本主義の仕組みの根幹にあります。

 

 

 

 

 

というとなんか堅苦しいかと思うので、もう少し卑近な言葉でいうと「分業」にあります。

 

 

つまり、「分業」こそが、我々の労働意欲を低下させていくということです。

 

 

 

「じゃあ、分業やめればいいじゃん!」

 

 

 

という風になるかもしれませんが、「分業」はいいものでもあるのです。

 

 

 

 

 

 

例えば、世の中が分業体制でない場合、困る例を上げましょう。

 

 

 

 

あなたが、ムラムラしているとします。

そこで、Hなビデオを見たいとしましょう。

 

 

でも代わりにAVを作っている人がいない場合、貴方自身がAVを作る必要があります。

 

 

「よーし作るぞ」

 

と意気込むもののまず女優を探さなくてはなりません。

 

「たのむ俺がAVを見るために、AVを一緒にでてくれ」

 

 

 

 

 

と周りの女性に誘いをかけますが、OKされるどころか「死ね」と言われる始末。

 

 

 

ようやくお世辞にも綺麗とはいえない女性を獲得しました。

しかし、今度は、撮影用のビデオが必要です。

 

 

 

あなたは、ビデオの作り方を学ぼうとしますが、半導体を一から組み立てなくてはいけないため絶望し諦めることになります。

 

 

 

 

こうして、ムラムラしてもAVがみれず、ますます苛々するのでした。

 

 

 

 

 

 

 

世の中には、「AVをあなたの代わりに作る人」「AVにあなたの代わりに出る人」「ビデオカメラをあなたの代わりに作る人」がいるからこそ、安価で良質なコンテンツをあなたは享受することが出来ます。

 

 

 

 

 

 

この例を通してわかってほしいのは、

 

 

 

 

 

 

 

「分業」というのは社会のレベルでも行うことで、「安価で良質なものを手に入れられるようになる」のです。

 

 

 

 

 

 

 

 

2.我々の「働きたくない」を誘引するもの

 

しかし、アダム・スミスによると

 

 

 

「分業」を突き詰めるということは、多くの労働者が「極めて単純な労働」に従事させられることになります。

 

 

 

 

 

 

そして、単純なことばかりする労働者はどんどんバカになっていくのです。

 

 

 

 

 

 

 

アダム・スミスによれば、単純作業の繰り返しに限定される労働者は、「問題解決のための理解力」や「工夫する力」が自然と衰退すると述べています。

 

 

 

 

 

 

そして、少しでも不規則なものや不確かなもの、危険なものを嫌う人間になると述べています。

 

 

 

 

 

 

 

私の実体験を話したいと思います。

 

私は、大学時代パン屋でドーナツを作るバイトをしていました。

 

 

 

 

最初の頃は、発酵の時間や調理時間などを覚えるのが大変な一方で、楽しいものでした。

 

 

 

 

 

 

しかし、半年くらいしたある日、「頭を使わないで、手だけ動かしている自分がいること」にふと気づいたのです。

 

 

 

 

 

 

そこから私の口癖は、あの仕事は「猿でもできるので楽しくない」になりましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、そのあと、店長に「飽きたので辞めます」といったら「そんな理由でやめんといてくれよ」と言われました。

 

 

 

 

 

 

 

 

あの時は、自分の頭が変なのかなと思っていたのですが、今思うと結構自然な感覚だと思い直しました。

 

 

 

 

 

 

 

 別にパン屋を名指しでバカにしているわけではありません。

アルバイトと呼ばれる仕事の殆どは、すべてこの分類に入ると思います。

 

 

 

 

 

 

 

もしかすると、あなたが毎日の仕事へのモチベーションが上がらない理由は、この「分業による単純化された労働に従事しているから」ではないでしょうか?

 

 

 

 

 

3.そして時代の波はあなたを襲う

 

資本家の立場に立った場合、「誰かにしか出来ない」というのは非常に困ります。

 

 

 

 

だから、業務ロジックを標準化(誰でもできるようにする)し、ゆくゆくは機械で自動化するという流れに必ずなります。(機会の保守点検をする人だけいれば回るようになる)

 

 

 

 

実は、このフローは産業革命期からそうでした。

 

 

例えば、アークライトの水力紡績機発明は、職人でなくても紡績機を使えば、織物が作れるようになりました。

 

 

 

しかも職人にやらせるよりも4〜5倍ほどの生産効率を発揮したようです。

 

 

 

 

そして、その後、蒸気機関などを用いて全自動で布を作れるようになり機械の設備点検をする人だけがのこされました。

 

 

 

 

 

 

そして、有名なラッダイト運動(機械打ち壊し運動)につながっていきます。

 

 

 

 

 

  

 

 今の話は、単なる昔話ではありません。

現代のイノベーションはこの産業革命を超えるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

IBMワトソンやGoogleのAIは近い将来おおよそすべての定型業務をロボットがすることを予感させます。

jp.techcrunch.com

 

私が思うだけでも、

 

輸送業

銀行業

保険業

小売業

 

のように先進的な取り組みが現れているところからどんどん雇用が失われていくと思います。詳しくは、以前書いた以下の記事をご参照ください。

 

 

book-shohyou-blog.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワトソンであれば、「つまらないと言わない」し、「休ませろ」ともいわないし、「間違えがほぼない」し、多くの単純労働で、 人間より優れた労働力になるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

まとめると、あなたが「つまらない」と思っている労働は、「標準化されて誰でもできるようになっている労働」なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

そして、それは、近未来的にほとんどロボットに取って代わられるでしょう。

 

 

 

 

 

 

  

 

なぜ「働きたくない」のか?の一つの答えとして、あなたの危機察知能力が正常に発揮されているからという形で締めたいと思います。

 

 

 

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

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