私は高杉晋作

頭がおかしいと言う人が「頭がおかしい」

人工知能はヤバイ。。。。。のか?

約 9 分

 

 
最近「人工知能」という言葉を盛んに耳にしませんか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
雑誌や書籍でもよく取り上げられています。
 
 
 
 
 
 
ただ、「なんか凄そうだけどよくわかんない」というのが本音ではないでしょうか?
研究というのは「日常とかけ離れた世界で行われている」というイメージが強いのは事実です。
 
 
 
ただ、人工知能は、そうとはいえません。むしろこれから私達の生活を大きく変えていくのです。そういった時代の趨勢を見極めていくにあたり人工知能の今を知ることは大切だと思います。
 
 
 
 
今回は松尾先生のこちらの本を使って人工知能がどんくらいすごいのか素人ではありますが、以下の3点から考えてみました。
 
 
 

 

S
 
 
1.そもそも人工知能ってなんなの?
 
2.今なんでこんな盛り上がってんの?
 
3.人工知能は人を超えるの?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1.そもそも人工知能ってなんなの?
 
人工知能とは何なのか?
 
 
 
 
「よくわかんない。。。」かと思います。実はその感覚は当然なようです。
 
理由としては定義が実に幅広いからです。
例えば、人によっては、将棋のコンピュータを人工知能と言いますし、この著者のように人工知能はまだ実現していないと考える人もいるようです。(専門家によってもバラバラ)
 
 
 
 
 
 
 
 
この著者の定義は、別冊で「人工的に作られた人間のような知能」(人工知能は人間を超えるか』, 2015)と述べられています。
つまり、人工知能の理想形は、人間の脳と同じ働きで様々なタスクをこなせるようになることです。
(この定義を前提に話を勧めます。)
 
 
だから、例えば、IBMが世間を驚かせた「チェス王者に勝利(1989)」とか「クイズ王に勝利(2011)」は、真の人工知能とはいえません。
IBMのプレゼンテーションがうまいということですね)
 
 
 
 
というのも、特定の作業下でのみパフォーマンスを発揮するこれらのコンピュータは、現実の問題に対して何も対処できません。
(あくまで今のコンピュータの延長。)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
しかし、50年の寒暖の時を経て、「人間っぽい」人工知能の誕生にむけた光が見えつつあるのです。
 
 
 
 
2.今なんでこんな盛り上がってんの?
 
 
それを松尾先生は「50年来のブレイクスルー」という言葉で表します。
ただ、話が振り出しに戻るようですが、そんなすごいことが起こっているという感覚は庶民にはないですよね笑
 
 
 
 
 
突然ですが、「ディープラーニング」という言葉をご存知でしょうか?
これが、ここ最近の人工知能ブームを体現するキーワードです。
ディープラーニングは、機械学習の1つです。
*ディープラーニングも機械学習の1つですが、便宜上使い分けます。
 
 
 
 
 
「おいおい機械学習ってなんだ?」ってなりますよね。
 
 
 
 
 
 
ディープラーニングの凄さをしるためには、現在の機械学習を知る必要があるようです。
 
 
 
 
 
機械学習は、「Google検索エンジン」や「Youtubeの動画おすすめ機能」、「アマゾンのリコメンデーション機能」などすでに日常的にふれています。
 
Amazonのお勧めでとてもストライクなものが来て逆に気味が悪くなる経験をしたことがあるのではないでしょうか??
 
 
 
 
こういったサービスは何をしているのかというとビックデータ分析(解析)をしています。
 
つまり、大量のデータ分析をして、ユーザーの好みに段々と近づいていくことができるのです。
 
 
 
例えば、「これを買った人は、統計上これを買いやすい」という傾向を大量の購買データから導き出すというのがベタなビックデータ分析です。
 
 
  
 
 機械学習は日々進化しており、一回分析しておしまいではありません。
AmazonGoogleを使っているとわかるかと思うのですが、繰り返し使うことで、「勝手に」分析を行いその精度を高めていきます。
 
 
 
 
 
この「勝手に」というのは大きなポイントで、勝手に賢くなっていってくれることで、人間が思っていない新たな気付きを与えてくれるようになりました
 
 
 
つまり、Amazonのサイトで、リコメンドされている商品の並びはAmazon社が事前に予測したものではなく、コンピュータが勝手に導き出してくれたとイメージするといいのかもしれません。
 
 
 
 
 
 
 
 
なんか「もうすでに人工知能っぽいじゃん」と思うかもしれません。
 
 
 
 
 
 
 
ただ、こういった機械学習には超えられない壁が長らく立ちはだかってきました。
 
 
 
それは、システムを稼働させる前段階の仮説(モデル)設定をすべて人間側で用意する必要があるということです。
つまり、簡単に言うとスタートする前に死ぬほど準備する必要があるのです。
 
 
 
 
 
少し難しいと思うので、わかりやすい例をいうと、鶴亀算連立方程式を我々が解く際に、「あるものをxとおき、あるものをyとおく」ということを人間はいとも簡単に行います。
しかしながら、これがコンピュータには出来ません。
(簡単な例なので、難しそうに見えませんが、変数の設定というのは大変なようです。)
 
 
 
 
 
 
 
実は、コンピュータ最大の弱点が、この「物事の抽象化(特徴量の抽出)」といわれています。
少し噛み砕くと、ある具体的な事例から特徴を抽出し、仮説(モデル)をたてるプロセスのことです。(「あるものをxとおく」といったこと)
 
 
 
 
 
だから、今の機械学習もすでに十分にすごいのですが、松尾先生のいうような「人間のような知能」とは到底言えないのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 現在広く使われている機械学習は十分すごいが、壁があったということをお伝えしたうえで、冒頭のディープラーニングの話に戻ります。
 
ディープラーニングの凄さとは、このモデル生成プロセスまでをも勝手にすることができるところにあります。
自分自身で完全にPDCAサイクルを回せるようになったことで、人間にかなり近づいたといえます。(機械の域を脱しつつある。)
 
 データサイエンティストが何年もかけて機械が勝手に動く仕組みをつくってきましたが、ディープラーニングの誕生でその必要がなくなる(軽減される)のです。
 
 
 
 
 
 
ディープラーニングの成果として有名なのが、Googleの研究です。
その研究内容は、猫の画像を事前にいくつか見せておくことで、ある画像を見せた時に「猫だ」と判断できたというものです。
 
 
 
 
別にすごくなさそうと思うところですが、何がすごいかというと、この「猫だ」と判断した時の画像自体は今までに一度も見たことがない画像であるというところです。つまり、今まで猫として見てきた画像から特徴を抽出し、「猫ではないか?」という仮説を立て検証したということになります。
 
 
 
 
 
 
まだ、あんまりピンとこないかもしれないのですが、「認識」できるというのはとんでもない進歩です。
認識のプロセスには、抽象化が必須です。
繰り返しになりますが、従来のコンピュータが最も苦手としたところです。
それをついに克服したのです。
 
 
 
 
 
 今後この認識できるコンピュータはいろいろなところで使われていくと思います。例えば、翻訳機などにおいて大きな進歩をもたらすと思われます。
 
 
現在のネットの翻訳機は、入れた英語に対して、ライブラリーにある日本語訳をそのまま引っ張り出してくるだけで、変な日本語の翻訳がよく出来上がります。
(あんま使えないなと思った方も多いのでは??)
 
 
これは、本質的に、この翻訳機が言葉を解釈したり認識したりしているわけでなく、単なる記号のひも付けを行っているからです。
つまり、「翻訳される言葉」を「辞書の中にある翻訳後の言葉」に自動的にさしかえているだけなのです。
 
 
 
 
ディープラーニングによる「認識」の実現は、「単なる記号間のひも付け」から「人間同様に膨大な経験に基づき解釈」をすることができ、今までの機械学習とは一線を画すのです。
 
 翻訳機が、文脈などを捉えることでとんでもなく品質が向上しうる可能性にあふれているのです。
 
 
 3.人工知能は人を超えるの?
 
 
ただ、ディープラーニングは、まだまだ実用化の観点やどう役立てるかという観点に関して疑問が多くあります。だから、一年後に鉄腕アトムが出来上がるようなことはないでしょう。
 
 
 
でも、「人間のように」という人工知能の定義を満たす第一歩を踏み出したという意味で「50年来のブレイクスルー」のようです。
 
 
これからの研究の進歩に期待ができますね。
 
 
 
 

 3.人工知能は人を超えるの?

 

 
 
人工知能が話題となるときに「雇用を奪う」というのが同時によく俎上にあげられます。
 
 
アメリカのある研究データによると「今後10〜20年以内にアメリカの職業の47%が人工知能によって代替される可能性がある」と言われています。
 
 とんでもない率ですよね。
 
 
 
こういった話題においてシンギュラリティという言葉がよく使われます。これは、「すばらしい人工知能ができたとき人工知能自身が自分より優れた人工知能をつくる循環が達成し、人間の知性を遥かに凌駕する地点」です。
 
 
 
これが2045年と言われています。
(今の労働がすべてロボットで置き換わりうる地点。)
 
 
 
 なにやら胡散臭い感じもします。
 
 
真偽はさておき、事実として、すでにみずほ銀行のコールセンターでは人間より対応の品質が高いという結果も出ています。
 
 
今はこの程度ですが、いずれ、「人間のほうが得意だったこと」が「ロボットのほうが得意なこと」にどんどんなっていくその走りでしょう。
 
 
これから江戸時代から明治時代というくらいの変化が起こるのかもしれません。
 
 年金や退職金など考えてる暇などなく、もっと喫緊に迫ってきているものがあります。
 
 松尾先生自体は、そう簡単に人間の脅威にはならないと述べられていますが、楽観的に捉えることは賢明とは思えません。
 
 人工知能が蔓延した世界で自分ならどう生きていくか?
少しずつでも考えてみると良い気がします。
 
 
 
 
 
 
お読みいただいきありがとうございました。
 
 
 
PS
こちらの書籍も合わせて読んでみるといいかもしれません。 
 
S
 
 


Leave A Reply

*
*
* (公開されません)