私は高杉晋作

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私は高杉晋作

頭がおかしいと言う人が「頭がおかしい」

20代の若者が「生命保険の9割は悪徳か?」を真剣に考えてみた

生命保険文化センターの「生命保険に関する全国実態調査」(2009)によると、一世帯あたりの年間保険料は「45万4000円」にものぼるそうです。

 

 

つまり、年間にウィークデイが250日程度だとして一日あたり1800円も払っているそうです。(45万4000円/250日で計算した場合)

 

 

これ普通に考えてみるとおかしいことで、「〜さん。今日の保険料1800円お願いします。」と毎日誰かが家に来たらぶん殴るでしょう。

 

 

 

銀行口座から引き抜かれると痛みを感じにくいものですが、1日換算にするとなかなか大きな額です。

 

 

「月額」2200円程度のNHKの受信料とりたてが来ただけで、あまりに苛ついてテレビを売却したほどの私にとっては信じられないというのが率直な印象です。

 

 

 

 ルーズなのか考えがそこに及んでいないのか?

世の中の人は、 カネがないカネがないといいながら脇が甘すぎると言わざるを得ませんね。

 

 

今回後田亨氏と渋沢健氏の著書を使い、生命保険にどっぷり使っている人の特徴について考えてみました。

 

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1.保険に多額のお金を払う人の特徴

後田先生と渋沢先生の共著『金融のプロに騙されるな』の最後に保険の営業職に騙されやすい人間の特徴として以下の3つ挙げられています。

 

1.勉強嫌い

2.他人任せが好き

3.(そのくせ)どこかイイ話があると思っている

 

 

という3つになります。

これら3つを合わせると「考える事が嫌いな人間」ができあがるでしょう。

 

 

最近、保険というのは複雑すぎて、保険の販売員すらすべてを理解できているわけではないようです。

 

この意味不明さ・難解さは、どういった理由から来ているのでしょうか?

 

表向きは、「顧客のきめ細かいニーズに答えた結果だ」というのが各保険会社の主張です。

 

 

 

本音はどうなのでしょうか??

本音は、(過剰な)オプションをたくさんつけた高額な保険に入会させるためでしょう。

 

 

 

これは、霞が関の官僚もよく行いますが、「マクロ経済スライド方式」など難解な言語を使うことで、国民の年金への思考をストップさせるためによく使う手法です。

 

 

簡単に言うと 「難しいなあ」や「よくわからないなあ」と思わせることそのものが作戦なのです。

 

 

「難しいなあー。相談にのってくれる販売員がいい保険っていてくれてるし任せようかな」

 

と思考停止したら、生保営業職員にとってはごっつあんというわけです。

 

 

あまりに思考が止まる人々が多すぎやしませんかというのが私の正直な感想でしょうか?

  

2.保険が最も売れるある一言

有名なエスニックジョークをはじめに紹介したいと思います。

おそらく知ってる方も多いかと思います。

 

 

Wikipediaより

  • 様々な民族の人が乗った豪華客船が沈没しそうになる。それぞれの乗客を海に飛び込ませるには、どのように声をかければいいか?[1]
    アメリカ人「今飛び込めばあなたは英雄ですよ」
    ロシア人「海に落ちたウォッカの瓶はあなたのものです」
    イタリア人「美女たちも泳いでいますよ」
    フランス人「決して海には飛び込まないでください」
    イングランド人「イングランドが優勝しました」
    スコットランド人「スコットランドがイングランドに勝利しました」
    ドイツ人「規則ですから飛び込んでください」
    中国人「金塊が沈んでいるそうですよ」
    日本人「みなさん飛び込んでいますよ」
    韓国人「日本人はもう飛び込んでいますよ」

 

 

 

保険がよく売れる一言も「みなさんこちらに入られていますよ」なのだそうです。

 

特に必要もないのにさまざまなオプションがたくさんついた保険の説明を聞き、思考停止状態に入った消費者に対して抜群の効果を発揮するようです。

 

 

 

オルテガやニーチェ、フロムなど有名な稀代の哲学者が口をそろえて言う「大衆の迎合」をここに見て取れます。

 

 彼らの指摘する「大衆とは極めて愚かであり、自分で考えることをしない」というのは特に日本人に強く当てはまりますね。

 

 

 

ちなみに生命保険の営業職員をとても良い相談役と考えている人は、彼らの給与体系を考えれば、偽善者であることがすぐに分かります。

 

 

というのは本著によると、入社から1〜2年の間は固定給をもらえますが、そのあとは完全に新契約の数で給料が決まるようです。

 

だから、例えば、既存の保険に入っている人であってもとにかく乗り換えさせようとします。

 

「こちらのほうが保障内容が充実している」や「こちらのほうが利回りがいい」などいいとこだけ伝えるというのが常套手段のようです。

 

 

つまるところ、営業職員にとっては契約の数がすべてであり、顧客優先などありえません。

 

 

そのときもひと押しする言葉として「みんなこちらに変える人が多いですよ」というのは非常に便利な言葉なようです。

 

よくわからない消費者にとっては、いつの間にかはんこをおさされてしまうのです。

 

 

 

この 保険会社営業職員の給与算出方法を知っていれば、一番相談相手として不適切であることに多くの人はまだ気づいていません。

 

これは保険だけでなく、携帯契約時のプランなどでもよく使われている気がしますね。

 

 

3.なぜかこの当たり前の事に気づかない多くの人々

どうも「保険にたくさん入っておくと、なぜかよくわからないけど得しそう」と考える人が多いようです。

 

この本著で挙げられていた例でおどろいたのが、年収300万円程度で月7万ほどの保険に入っている人がいたという事例がありました。

 

 

ただ、冷静に考えてほしいことがありまして、保険に入っている人がみんな得するなどということはなく、むしろ保険は数十人に一人や数百人に一人が得をするようなまさにギャンブルなのです。

 

 

著者によると保険はギャンブルよりたちが悪く、例えば、「宝くじは5割バック」や「パチンコは8割バック」という期待値が公表されていますが、保険は何も明らかにされていません。

 

著者の調べでは、投資額より得をするのは、5%程度の人しかいない保険が山ほどあるようです。

 

 

  

「お金を払っておけば将来が絶対安心」だとか「貯蓄型の保険に入っておけば、なにもしなくても高い利回りが期待できる」など「とにかく何も考えたくないけど、なにかうまい話があると思っている人」たちは、頭のなかがお花畑であると言う他ありません。

 

 

 

 「ローリスク・ハイリターン」な話が持ちかけられたら疑うべきです。

 

 

 

 

この著者が繰り返し述べていることは2つあります。

 

一つは、「少しは考えろ」ということです。

もう一つは、「自分がわからない範囲のことに手をだすな」ということです。

 

 

 

 

私も不勉強者ですが、自分が「わからない」とおもったときに少し調べたり、少し考えてみるという癖をつけなければ、搾取され続けるに違いありません。

 

 

本著には本当に必要な保険についても書かれていますので、もしよろしければ御覧ください。

お読みいただきありがとうございました。

 

 

PS参考までに

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