私は高杉晋作

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私は高杉晋作

頭がおかしいと言う人が「頭がおかしい」

何の役にも立たないことが判明しているマイナンバー 見えてくる利権の構造

ここ半年くらいでしょうか。

 

 

上戸彩ちゃんとかわいいうさぎをイメージキャラクターとしたマイナンバーのCMがテレビやYoutubeなどでよく放送されています。

 

可愛らしい女優とかわいらしいキャラクターというのは国が使う常套手段なのですが、これがとんでもないガラクタだということを古賀茂明氏は著書のなかで伝えています。

 

 

今回、国民全てに関わりのあるマイナンバーがどういうものかしり、なぜこれが税金の無駄遣いなのかを古賀先生の本を読み、下記の4点から私なりにまとめてみました。

 

 

1.マイナンバーとは?

2.なぜマイナンバーは役に立たないといえるのか?

3.背後に見える利権構造

4.私達が騙されてはいけないこと

 

 

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1.マイナンバーとは?

マイナンバーとは何なのか?

内閣官房のホームページにある公式の説明は以下のようになっています。

 

マイナンバーは、住民票を有する全ての方に1人1つの番号を付して、社会保障、税、災害対策の分野で効率的に情報を管理し、複数の機関に存在する個人の情報が同一人の情報であることを確認するために活用されるものです。

 

 

要するに国民に背番号を割り当てて国が個人を把握し、管理することを目的とするようですね。

 

 

 

マイナンバー導入の目的(メリット)は以下の3つであると公式ホームページに記載がなされています。

 

 1つめは、所得や他の行政サービスの受給状況を把握しやすくなるため、負担を不当に免れることや給付を不正に受けることを防止するとともに、本当に困っている方にきめ細かな支援を行えるようになります。(公平・公正な社会の実現)

  2つめは、添付書類の削減など、行政手続が簡素化され、国民の負担が軽減されます。また、行政機関が持っている自分の情報を確認したり、行政機関から様々なサービスのお知らせを受け取ったりできるようになります。(国民の利便性の向上)

  3つめは、行政機関や地方公共団体などで、様々な情報の照合、転記、入力などに要している時間や労力が大幅に削減されます。複数の業務の間での連携が進み、作業の重複などの無駄が削減されるようになります。(行政の効率化)

 

 

国民にとっては、住民サービスの手続きが楽になったり、行政サービスの不正受給がへらせるなんていいことずくめですね。

 

 

 

 

2.なぜマイナンバーは役に立たないといえるのか?

 

そうはいっても霞が関の官僚ですから不都合なことを隠すことに関しては日本一の集団です。実態を紐解いてみたいと思います。

 

 

 

2つ目(国民の利便性向上)と3つ目(行政の効率化)は要するに「行政機関での手続きが楽になる」ということなのですが、そんなものの基盤に税金で約3000億円をかけて初期投資することが想定されます。「第2のキールアーチ」とも(読売新聞9月9日付け)

*正確には、之に加えて、メンテナンス費用が毎年初期費用の20%位(約600億)かかるとされています。

 

 

 

もうすこし日常的なケースに当てはめてみるとどのくらい費用対効果が悪いかがわかります。3本柱のうち2本が「引っ越しの際に役所に行って住民票を移し替えるのが楽になる」という程度にしか役にしか立たたないのです。

 

 

著者も、「役所での提示がマイナンバーカードだけで可能というのが宣伝されているが、逆に言えばその程度の価値しかない」と述べています。(P30)

個人的には、一枚あれば運転もできる運転免許証のほうが遥かに価値があると思いますが、、、

 

「役所で(だけ)使える身分証明書」が数千億円という投資に見合うのでしょうか?

 ゴミ箱行きとなった住基ネットを彷彿させますね。

 

 

 

2つ目と3つ目がダメなのはわかった。だが、「1つ目の生活保護不正受給や脱税を防止するような仕組みはとても役に立ちそうじゃん」と残りの1つに私たちは希望を託します。

 

 

確かにそうなんです。日本では課税がトーゴーサンと言われるように自営の方にくらべ、サラリーマンの方が多くの税金を支払っているとされています。これをちゃんと公平に負担させれば、何兆円もの歳入が見込めます。

(消費税を上げる必要なんてない)

 

 

 

当初は、こういった所得捕捉が盛り込まれる予定でした。理想はやはり高いのです。

しかし、それらも既得権益を守ろうとする集団により事実上骨抜きにされてしまいます。

骨抜きにしようとするのは、主に事業経営者、医師(主に開業医)、農林水産業

という現在税制上美味しい思いをしている方たちです。(サンに当たる人ですね。)

 

 

これらの事業団体は、著者によると「国民の不安を味方につける」という戦法を使いました。

例えば、「プライバシーの侵害」や「番号の不正利用」という市民の不安を利用し、消費者団体や市民団体に反対運動をするようにたきつけるのです。(P29)

 

 

結果としてはうまくいきました。国民の反対が燃え上がることを恐れた行政は、銀行口座との直結を断念しました。

(サラリーマンはそんなことしなくても源泉徴収されているので、マイナンバーがあろうがなかろうが金は持って行かれます。)

 

 

こうして、当初の目的であった「政治資金の追跡」や「税負担の不公平さ」、「医師の診療報酬捕捉」といったことはすべてできなくなり、役所での身分証明書としてつかえることが主な役割をはたすカードが出来てしまったのです。

 

 

3.背後に見える利権構造

さきほど、このシステム導入にかかる費用を少しご紹介しましたが、それでうるおう会社があります。

赤旗日刊ゲンダイのだしたリストを見てみましょう。(上が新聞赤旗下が日刊ゲンダイ

 

 

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ご覧になるとわかるのですが、金額に差はありますが、日立、富士通NECNTTデータNRIといった少数の会社で独占されています。

(ITのシステムというのは、契約するまでの過程で機能追加などが行われたりし、受注値段が上がることがよくあるので取材時期によって差がでたと思われます。多分これらは概算で本当はもっと多いでしょう。)

 

システムというのは私達の目に触れないので、イメージしづらいですが、建設ゼネコンの無駄な箱物工事とやっていることは同じなのです。

 

 

 

こういったITゼネコンを潤わせて官僚に何の得があるのか?

これは、図をみればわかるのですが、大量の天下りが受注企業に対して行われています。さすが霞が関の官僚。

 

 

 

その他の企業も入札をしたでしょうが、徒労に終わった理由として、ITゼネコンと官僚の間の利権構造にあるという他ないでしょう。出来レースで入札を行ったりするのは、先述の建設ゼネコンの公共事業と同じですね。

 

 

 

 

4.私達が騙されてはいけないこと

このマイナンバーの利権構造をみることを通して、私達が知っておくべきことが1つあります。それは、政治家や官僚、業界団体のいう「国民のため」という言葉ほど信用出来ないものはないということです。

 

政治家は、「国民のため」ということで、選挙に当選。

官僚は、「国民のため」ということで、天下り

業界団体は、「国民のため」ということで、既得権益の死守。

 

 

自分の利益なしに、人のために行動するほど世の中はいい人で溢れておらず、世の中は、悪徳に溢れているのです。

 

逆にこの著書の古賀茂明氏は、「国民のため」に仕事をして干された方です。

だれが本当の正義かを見極める目を養わなくてはなりません。

 

 

 

 どうもお読みいただきありがとうございました。

 マイナンバーの話以外もTPP原子力などについてもかかれており、面白いと思います。

 

PS

本件とは関係あるか微妙ですが、世の中悪の方が成功するんだぜみたいなことを描いてるエッセーをご紹介いたします。興味があれば読んでみてください。

 

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